2018/05/27現在,SLiiiCはクラウドファンディングに挑戦しています。

https://readyfor.jp/projects/sliiicswc2018

以下では,クラウドファンディングをご覧頂いた方から頂いた質問にQ&A形式で回答しています。ぜひご覧下さい!

そして,もしご支援頂けるようでしたら,ぜひぜひ温かいご支援をよろしくお願いします!少なくとも今年はSWCが行えますが,もし達成できない場合は来年度以降のSWCがしばらく見送りになってしまうかも知れません…。

Q:学校司書に不足しているパフォーマンス力&コミュニケーション力とは何ですか?
A:子どもたちと本をつなげて、先生方の意図をくみ取りサポートすることは学校司書に不可欠な力です。そのために必要なことを理解し,効果的に伝える力を,私たちはパフォーマンス力&コミュニケーション力と位置づけています。

Q:学校司書の専門性のうち、コミュニケーションとパフォーマンスに注目した理由はなんですか?
A:大学や各種養成機関での科目ではまだ十分に取り組まれておらず,かつ大人数を対象にした講義や講演会では身につけることができず,現場の実践においては,今後確実に必要とされる能力だと考えたからです。

Q:今回、数回のプレイベントを通して、劇団関係者とコラボしたことで見えてきたこととは何ですか?
A:声の出し方や身体表現など,プロから学べるスキルがあること。学校図書館関係者が直面しているコミュニケーションの悩みには,特有のものがあること。そして演劇とグループ・ブックトークが,伝えるという点では共通した強みを持っていること。以上3点です。

Q:劇団関係者とコラボしたことで見えてきた、パフォーマンス力・コミュニケーション力の向上に必要な手立て(方策?研修?)とは何でしょうか?
A:学校図書館とは遠い分野の方を巻き込むことで,自分たちの課題に改めて気づきました。SLiiiCが以前から大切にしてきたことですが,様々な立場の人と活動を共有すること,考えをお互いに伝え合うための場作りが最も重要な手立てだと思います。学校図書館の世界にいるだけでは、わからないことがあります。パフォーマンス&コミュニケーション力を磨く手法が、外の世界にはあるということもその一つです。

Q:フェリーちゃんが作る「学校図書館劇」から、学校図書館関係者はどのような新たな視点が得られそうですか?
A:自分が普段からやっている仕事を客観化して,何のために,誰のために学校図書館で働いているのか,もう一度見つめ直すきっかけとなると考えています。

Q:劇団フェリーちゃんとはどのような団体ですか?
A:旗揚げしてまだ2年目の団体ですが,『貴方と私が幸せになる航海』をスローガンとして掲げ,劇団関係者だけでなく,初めて舞台を観る人でも安心して楽しめる作品作りを心がけている団体です。

Q:劇団フェリーちゃんに「学校図書館劇」の制作を委託するにあたり、一番決め手になったのは何ですか?
A:事前打ち合わせの時,劇団さんに学校図書館の置かれている現状を,率直にお話ししました。その際に,「こんなことができます」と様々なアイディアや提案を出して下さったことが決め手でした。演劇人がえがく学校図書館の姿から、思いもよらない助言を得られるかもしれません。その可能性に賭けてみようと思いました。

Q:何故、演劇なのですか?
A:演劇という手法は、ものごとの本質をとらえて、それをメタファーの形で目の前に出現させます。すぐれた演劇には必ずある種の提言が隠されています。ある意味読書と通い合うものがあります。この手法を使って表現された学校図書館の世界、そして提言を形にしたいと、強く考えました。

Q:グループ・ブックトークとはなんですか?
A:グループで,あるテーマに沿って,一人1冊ずつの本を,メンバーからメンバーへと橋渡ししながら紹介する活動です。通常,児童生徒を対象に行う活動ですが,SLiiiCでは,パフォーマンス&コミュニケーション力向上の手法となりうると考えています。

Q:プレイベントではどういった成果が得られましたか?それは9月の本番ではどう還元されますか?
A:グループ・ブックトークは,周到な準備を重ねた事例の発表と,短時間で発表まで行う体験を行い,手法の有効性について,理解を得ることができました。演劇作品については,劇団員に学校司書の悩みを直に聞いてもらい、グループ・ブックトークの作成過程を見てもらうことで,よりリアルな作品のための材料が収集できました。

Q:9月の本番のプログラムを教えてください
A:初日)12:00 グループ・ブックトーク成果発表会,14:30 途中休憩,15:00 Short Cruise with SLiiiC『新涼灯火の司書物語。』,16:00 1日目終了
2日目)11:00 受付開始,11:30 アフタートークイベント,SWC2018の成果振り返り,13:00 終了